今更記事書くんかいという気もするけど、今年5月にエジプト旅行してきた。リアルで会ってない人とかにも色々と見せたいし、エジプトに興味持ってる人とかの参考になればいいかな〜というくらいの気持ちでゆるく書いていこうと思う。
目次
ことのはじまり
大学院の卒業旅行でイタリアに行ってから、また海外旅行したいなとは思っていた。でも流行り病の影響で流石に海外に行くのは微妙という時期が続いたのでひとまずはお金を貯めるターンを過ごす。 2023年になって少し経った頃、そろそろ行っても良くね?という感じがしてきたので、旅行先の検討をしていった。
旅行先をエジプトに決めたのは、特に強い希望があったというわけではない。ヨーロッパと東南アジアには行ったことがあったのと、どうせ若いうちに旅行するなら特殊な所が良いという気持ちがあった。 となると消去法的に南米、アフリカ、西アジアというような候補になる。そこで旅行サイト等を見て時間と金との兼ね合いからエジプト良いなと思い始め、いろいろと調べていった。観光地としては知名度おそらく世界一のピラミッドを見てみたいし。
余談だが、他の候補としてトルコ、ドバイ、マチュピチュあたりに興味があるので、同じく興味を持っている知り合いは誘ってほしい。
エジプトについての調査
まずはネットでエジプトの旅行事情について調査してみた。簡単にまとめると以下のような感じ。
- 観光地なら治安はそこまで悪くはない
- スリ等はあるけど命の危険はほぼない
- エジプト人は普通に嘘をついてくる
- 旅行客にはボッタクリ価格がデフォルト
- 恵まれた人は貧しい人に与えるべきという観念があるのでそれが当然らしい
これらの情報と、できればツアーで行った方がいいという話もあったので、ツアーを探す方向に。 HISの添乗員同行ツアーでエジプト絶景縦断8日間、50万円というのがあったのでこれに決定。一人で行ってもいいが、一人部屋追加料金が8万円かかるので、会社の同期に「エジプト旅行いかない?」と聞いてみたところ二つ返事でOK。持つべきものはフットワークの軽い友だね。後で聞くともっと金のかからない旅行だと思ってたみたいだが、海外旅行には興味があったようなのでプッシュして連れて行くことに。
出発までの事前準備
今回は食事まで全部セットのツアーなので自分で予約するものはない。なので海外旅行保険についてと、必要な物品を買っておくくらい。
海外旅行保険
保険については、社会人になって三井住友VISAカードのゴールドカードを手に入れていたのでそれで済ませることに。基本的に海外旅行保険で見るべきところは「救援者費用」の項目で、エジプトではまともな治療ができないといった場合に日本に送ってもらうための費用補償のこと。ここが500万だったのでとりあえず安心できそう。死んだら自分が治療費を払う必要なんて無いので死亡補償はどうでもいい。これは旅行代金支払いが条件になっている場合が多いので支払いまでにどうするか決めておく必要があるのが注意点かな。
持ち物
- コンセント変換
- これは以前のイタリア旅行に行ったときの全対応のやつがあったのでそれを使用
- パスポートポーチ
- スリには不安があったので、首からかけて服の内側に入れられるものを購入
- 服
- 基本的に真夏装備で、ホテル内が寒かったりするので長袖もすこしあったほうがいい
- 雨の心配がないのは楽
- インスタント食品
- お腹を壊す人が多いので、インスタントのおかゆとかスポーツドリンクの粉とかがあると良いとガイドさんからの連絡があったので用意
- 米ドル
- 空港で両替したけど、両替所のオープン時間を調べてなくてギリギリだったので走る羽目になった。事前に家の近所で両替したほうが良かった。
- エジプトの通貨はエジプトポンドだが、日本では両替手段がないので米ドルを経由して現地で両替する形になる。けど結論ほぼ不要だった。
- エジプトポンドが必要だったのはトイレチップくらいだったが、今回は現地ガイドの人が代わりに払ってくれたので完全に不要。
- 必要なときはATMでクレカのキャッシングを使えばエジプトポンドで出てくるので両替も必要ない。
- SIM
- 物理SIMを事前購入してもいいが、持っているスマホがeSIMに対応しているのでそれを利用することに。
- Giza Mobileの3GBを購入
- 飛行機降りてすぐ使えるので便利だった
- mineoとかだと無料で海外ローミングができるので、よく旅行いく人は検討してもいいかもしれない(乗り継ぎの別の国でも回線が使えるので)
といったところで、あとはエジプトのことを調べながら当日まで過ごす。この歳になると旅行へのワクワク感とか全然なくて自分でも「明日から本当に旅行なのか?」という気分でいた。
旅行初日
飛行機は朝10時半出発だが、フライトが13時間ほどあるので、そこで爆睡するために徹夜して過ごしてそのまま成田へ。そこで両替に走ったは良いが、結局フライトが1時間40分遅延したので空港のベンチでスタバを飲みながら虚無を過ごす。ここで友人がMacBookProを2台持ってきてることが判明し、宅配便で家に送った方がいいと言ったが結局持っていくことになったりひと悶着あった。その後、添乗員さんと他のツアー参加者と合流していよいよ出発。ツアー参加者は大体20人くらいだった。
飛行機では事前にdアニメストアでダウンロードしておいた『江戸前エルフ』を見て過ごす。 最初の機内食。日本発だからか米とそうめんだったし普通にうまかった。
2回目の機内食。うまかったけど、徹夜のせいかここらへんで少し酔って気分が悪くなる。
経由地イスタンブール到着。現地時間18時。そのうちイスタンブール自体も観光したい。
イスタンブール空港。結構新しくて店もいろいろあっておもしろい。
イスタンブールで乗り換えてエジプトへ向かうわけだが、エジプト行きの飛行機が遅れてイスタンブール空港で6時間ほど過ごすことに。でもラウンジに入れるようにしてもらったし、店も多いので全然余裕というかむしろ嬉しいくらい。
ラウンジの料理
飲み物飲み放題
ヨーグルトソースのかかったパスタ。めちゃうまい。
よくわからんけどピラフっぽいものと鶏肉とハンバーグっぽいもの。これもうまい。
一時期ネットでよく見た塩ニキの店ができるらしいので今後行く人はご参考に。
2日目
出発時のイスタンブールの夜景。綺麗すぎてもはやここが旅のピークなのではと思った。
2時間のフライトののち、カイロ空港着。現地時間は朝3時。 エジプトは軍事政権で公共施設も軍の管轄だから写真禁止と言われたので空港の写真はない。時間もあって一般人はほぼいない。空港から出るのも警察の許可が必要みたいでその手続に30分くらいかかってた。軍事政権ってやばいなと少しビビる。でも今回のツアーは日本人添乗員がいるのはもちろん、現地ガイドもいるので安心。しかも空港専門のガイドもいるらしくてすごい(空港の手続きも色々とめんどくさそうだが、ガイドが必要なレベルの空港って何?)。現地ガイドとは空港を出て合流。今後の工程全てについてくるようだ。
飛行機が遅れたのもあってこのままバス乗って観光に直行らしい。 エジプトでの初の食事。皮付きの果物と個包装は安心安全の証。バナナは普通にうまい。
バスから見たエジプトの街並み。ぱっと見は廃墟だけど明かりが付いてるし人が住んでる。FPSとかでよくある廃墟ステージだと思ってたのは割と普通の街並みだったのかもしれない。
ついに見えてきたあの形。
クフ王のピラミッド到着 第一印象は「でかい」。一つの石が肩の下くらいの高さがあって、それが200段ほど積み上がっている。 今回のツアーではクフ王のピラミッド貸し切り入場がある。これは個人じゃ絶対にできないのでツアー旅行の良い点のひとつ。 写真が近すぎるが、貸し切り入場で動けるエリアは制限があるらしく、これ以上離れると怒られる。軍人が見張ってて、当然のようにアサルトライフルを持っているので怖い。 ピラミッドの周りは野良犬がいるが、触っただけでも狂犬病になる恐れがあるらしくてこっちも怖い。
中の通路はこんな感じ。探検感がやばい。
エジプトはすべてが適当なので、現地ガイドがいると結構融通がきく。 普通は見れない地下の間も見せてもらった。
地下の間に行くにはこんな感じの通路を20mくらい中腰で降りなきゃいけなくて、死ぬほどきつかった。飛行機の疲れも合わせて観光開始から1時間で体が崩壊。
ここが王の間へと続く大回廊。初っ端から崩壊したのでこの通路もきつい。
ここがメインの王の間。真ん中には棺があるが、発見当時から中身は空だったらしい。 ピラミッドの中は周りが石で涼しいかと思っていたが、人が多いと普通にサウナ状態で暑い。貸切ツアーじゃなかったらもっと灼熱だろう。
ピラミッドから出ると夜が明けていた。ピラミッドは高台にあるので長めが良い。朝焼けのカイロは最高の景色。そして朝はピラミッドの中より普通に涼しい。25度くらいだろうか。
行動制限が解除されて撮ったピラミッド。すごい。
横にある女王のピラミッドにも入った。
バスで少し移動して、三大ピラミッドのビューポイントへ。
またバスで移動してお待ちかねのスフィンクス。 こっちも高さは20mくらいあってまあまあでかい。
写真じゃあまり見ない後ろ姿も。
ちょっと移動してパピルス屋さんへ。 パピルスを植物から実際に作る工程を見せてもらった。
僕も買いました。40ドルくらいだったかな。
お昼はスフィンクスが見えるレストランへ。
最初に出てきた、なすとにんにくのペースト。パンに付けて食べるらしい。
メイン。 ピラミッド型になっているのは米。エジプトではジャポニカ米を生産していることは地理で習ったので知っていたが、実際に出てくると伏線回収みたいでおもしろい。 下が焼いた鶏肉と真ん中はコフタ(ハンバーグ的なもの)、ご飯の右はフィフィ(ぶどうの葉で肉をまいたもの) 缶のペプシは2ドル。高い。
レストラン前の町並みはこんな感じ。エジプトっぽい気がする。
ピラミッドの城下町。もうすべての建物増築してる。後から知ったことですが、エジプトでは建物が完成した瞬間から税金がかかるので、わざとこういう建設途中みたいな形で止めてるみたいです。
エジプト考古学博物館。大エジプト博物館は結局まだオープンしてなくて見れなかったけど、こっちの建物も普通に100年以上前に建てられてて貴重らしい。フランス人が設計したらしく、ヨーロッパっぽい建築でフランスの旗がある。
中はこんな感じ。結構広くて全部見たらたぶん丸1日はかかる。今回は3時間ほどでメインだけ見て回る。 ここの一番のメインはツタンカーメンの黄金のマスク。写真は禁止だったので無いが、今なお輝き続ける黄金のオーラはすごかった。
本場のオベリスク。カイロよりローマのほうがたくさんあった気がする。西洋人は略奪しすぎ。
詳しいことはわからないけど、街中に普通にある建物も彫刻がおしゃれだったりして良い。
カイロの路地。観光地じゃないこういうところが見れるのは実際に行ったときの楽しみの一つ。 左の店は女性用の服屋。エジプトはイスラム教の国なので、女性は当然肌を見せない格好をしているが、夜は夫の前でこういう格好をするのがホットらしい(現地ガイド情報)。
エジプトには車線という概念は存在しないし、警察がいないと信号も守らない。
今回は行かなかったが、上から眺めたハン・ハリーリバザール。
絶対に乗りたくない観覧車。
夕食。謎のペーストはデフォルト。
このパンをつけて食べる。
タジン
揚げた白身魚 エジプトの料理はあまり期待してなかったけど普通にうまいレベルではあるなと思い始める。
ラムセスヒルトンに宿泊。
ナイル川を望むロケーション。
ホテルはヒルトンだけあってランクは高いのかもしれないが、ボロいホテルといった感じ。 エレベーターの扉が安全装置などもなくデカい音を立ててガシャンと閉まるので怖かった(外のボタンを押しても開いたりしないので、すぐ乗り込んで内側から開くボタンを押さないと3秒くらいで閉まる)。 シャワーはお湯が出なかったけど暑いからギリ許せる。 ホテルにはカジノがあって行きたかったが、飛行機から体調不良を少し引きずっていたのと、死ぬほど疲れていたのでそのまま泥のように眠る。
3日目
飛行機で移動する都合上、朝3時に起床してホテルの朝食も食べることなくカイロ空港へ。
トイレにあるチップ不要の表示 エジプトのトイレはチップを要求してくるおっさんがいたりするが、空港等の施設内のトイレは不要なので無視(観光地等の横にあるトイレでは必要)。 実はエジプト到着直後のトイレで、友人が8ドルほど要求されて渡してしまったらしい。みなさんは気をつけてください。
上空から眺めるナイル川。ナイル川の周りは普通に緑がある。
ナイル川をそれると見渡す限りの砂漠。
アスワンへと到着。 驚愕の41度(天気が表示されるエリアの限界でこれだっただけで、次の日のアブシンベルとかはもっと暑かった)。
バスに乗ってアスワンハイダムへ。 ダム湖がでかすぎて写真も微妙。
ここで砂を持ち帰りました。
船に乗ってイシス神殿へ。
ダム湖で沈みかけて移設してあるのでこんな場所に。 黒い線は水に浸かった跡。
神殿本体。
中にはこんな感じの彫刻がめちゃくちゃある。
イケメンすぎるオッドアイの猫がいて、神の使いかと思った。
香水瓶の店へ。作っているところを見せてくれた。
こんな感じのを買って、持ち帰った砂漠の砂を入れて飾ってる。 あと実家用にラクダの形のも。 香油もアラビアンナイトというものを買った。
アスワンでの宿泊は豪華クルーズ船。 部屋がめっちゃきれいで良い。外観の写真は夜撮ったもの。
クルーズ船での昼食。 食事はバイキング形式で普通にうまい。 生野菜は腹を壊す覚悟があるやつだけ食えと言われた。 クルーズ船では大きなテーブルを10人ほどで囲む形だったので、他のツアー参加者と話したりしておもしろかった。
アスワンはちょっと歩くとこんな感じのバザールがあっておもしろい。 ちょっとした間の時間で、同じツアーの同年代のやつと、一緒に来た同期と3人で散策。 現地民がよく着てるガラベーヤを購入。15ドルだったけどもっと値切れそうだった。
ちょっとした裏路地。
ここで友人がスマホをスられるという事件発生。 しかし、友人が持ってきていたMacBookProでスマホのGPSを追跡できることに気づく。 今回のツアーは、基本的に現地ガイドの他に観光警察の人もついてきている超万全の体制だった。その人と現地警察の人と協力して捜索。
友人は気が気じゃないだろうが、捜索中に他の人達でスパイス屋に。 現地ガイドの人も買ってたチキン用スパイスを買った。
スパイス屋にいる間に現地警察の人が来てくれた。友人はその車に添乗員さんと観光警察の人と乗ってスマホを追いかけることに。 待つこと30分ほど……まさかの取り返すことに成功。添乗員さんも経験がないレベルの奇跡と言っていた。 これも個人じゃなくてツアーだからこそのできることだったろう。現地人のコネがあるので、被害届なんかも出さずに現地警察が動いてくれていて超スピーディーだった。 エジプトはほとんど観光産業で成り立っているのもあってか、こういう場面での観光警察の協力体制がすごい強いなというのを感じた。
夕食。バイキングのメニューは変わるが、大体チキンと魚。
クルーズ船での夜。夜になると気温も下がって過ごしやすい。対岸もライトアップされてて綺麗だった。
その後ベリーダンスのショーが。
そして回転するおじさん。
そして光り出す。かれこれ10分くらい回り続けてたんじゃないだろうかというところでショーも終了。
4日目
本日も4時に起きて出発。なかなかハード。
朝食はバスの中でお弁当。日本人ということで日本っぽいものを作ってくれたらしい。おにぎりとか案外普通でうまかった。
車窓はこの景色が全く変わらず。
2時間半ほどしたらちょっとした小屋で休憩。砂漠のど真ん中にトイレだけある。
目的地は見える気配なし。google mapで調べたら、この道の隣の道は300kmほど離れてるらしい。当然ずっと砂漠。
ここも地理でやった伏線回収ポイント。センターピボット農法。
さらに1時間半ほどバスに揺られ、ついにアブシンベル神殿に到着。アスワンより更に南に移動しただけあって超暑い。
これがアブシンベル神殿。4体並ぶ巨像。左から順番にラムセス二世、ラムセス二世、ラムセス二世、ラムセス二世が並んでる(マジ)。オタクにはオジマンディアスって言ったほうが知名度あるかも。
神殿の中にも8体の像が。察しのいい方はもう察したかもしれないが、全員ラムセス二世。
お隣の小神殿へ。こっちはラムセス二世が妻のネフェルタリのために作った神殿。 左からラムセス二世、ネフェルタリ、ラムセス二世、ラムセス二世、ネフェルタリ、ラムセス二世。 ネフェルタリのための神殿だから1/3もゆずってあげてる。これがラムセス二世のやさしさ。
位置関係はこんな感じ。
一通り見たらあとはもう砂漠しか無いので、またバスで4時間かけてクルーズ船へ帰る。
クルーズ船の食事はもうだいたいおんなじ感じ。
食事をしながら船はコムオンボへ向かう。川だし船がでかいので揺れもないし動いてることもわからないくらい。
移動中は暇なので屋上のプールで遊ぶ。水温がちょうどよくて気持ちよかった。
川沿いは時々住んでそうな人がいたりする。
コーヒーが出たので談笑しながらくつろぐ。
コムオンボ神殿に到着。どの遺跡もだいたいおんなじ感じなのでそろそろ飽きてくる。
隣にワニのミイラの博物館があってこれはおもしろかった。
夕飯。奥の丸いやつはそら豆のコロッケで案外おいしかった。
夜はみんなでガラベーヤを着てパーティー。
ちょっとしたゲームに勝ってカクテルをもらった。
夜は風が涼しくて気持ちいいのでプールサイドでくつろぐ。
5日目
寝ている間にエドフに着いていた。 遺跡が混まないうちに見るためにまた4時起きで出発。
この日は船から遺跡までちょっと離れているので馬車で移動。これもちょっとしたアトラクションみたいでおもしろい。
夜明けとともにホルス神殿に入場。
クルーズ船に戻って朝食を食べながら移動。 またいつものバイキングを食べていたら接近してくる小舟が。 手に持っているクロスやタオルを売りに来たらしい。
みんなで屋上に移動して取引。 商品を袋に入れて投げてくるので、料金を袋に入れて投げ返す。 船も10mくらいの高さがあるのでちゃんと投げてくるのすごい。
道中では水門の通過もあった。 人生初の水門。
水を抜いたあと。数分で終わってて案外早いなと思った。
夕方にルクソールへ到着してそのままルクソール神殿へ。
夜は船から10分ほど歩いたマクドナルドへ。現地ガイドには危ないよって言われたけどエジプトの夜の街を歩いてみたかったので強行。 とはいえメイン通りは普通に人いっぱいいるしそんなに危険は感じなかった。現地の子供が普通に遊んでるレベル。 昼間が暑すぎてメインの活動時間が夜らしい。 写真は船着き場の横なので観光客エリア。警察がうろついてるので安心。
遺跡がライトアップされてたりしてめちゃめちゃ良かった。
ビックマックセットで大体500円くらい。現地民からすると高級食らしい。
パティの乗せ方さえ適当なエジプトクオリティ。
夜はまた船の上で現地ガイドとエジプト近況とか話しながら過ごした。
6日目
また早朝に起きてバス移動。 ここらへんで腹を壊す。今となって考えるとマクドナルドのドリンクの氷がまずかったんだと思う。 こんな事もあろうかと下痢止めは持ってきていたのでなんとか耐える。
それは置いといて、まずは王妃の谷のネフェルタリの墓へ。ここに10分入るだけで9000円くらいかかるらしい。ボッタクリにもほどがある。
とはいえ中は3000年以上前の壁画が色鮮やかなまま残っていて壮観。
次は王家の谷に移動してツタンカーメンの墓へ。
本物のツタンカーメンのミイラとご対面。
他にもラムセス三世、ラムセス四世、ラムセス九世の墓を見た。中はどれもこんな感じの雰囲気。
その後はツタンカーメンの墓を発見したハワード・カーターの当時の家の見学。
その後はお土産屋に行ってアラバスターでできたグラスを購入。 そこでもらったアラビア語瓶コーラ。
ハトシェプスト女王葬祭殿。体調悪いのと死ぬほど暑いのもあって軽く一周回って撤退。
昼はレストランで本格牛肉タジンを食べた。これは普通に日本で出ても満足できるレベルのうまさ。
モロヘイヤのスープもうまかった。
当然いつものペーストもある。
ナイル川の対岸へ移動してスフィンクス通りとその先にあるカルナック神殿へ。
これはスカラベ(フンコロガシ)の像。 古代エジプトでは毎朝丸い糞を運ぶスカラベを見て、毎朝昇る太陽と結びつけて神聖視していたらしい。 5回廻ると結婚できるらしいので死ぬほど廻ってきました。
街角のスーパー。夕食前じゃなかったら色々食べてみたかった。
夕食で出てきたパスタ。見た目はキモいけど味は普通。
こちらは鳩の丸焼き。中にご飯が詰めてあってめっちゃうまかった。今回の旅行のナンバーワン。昼食から全然時間空いてなくて食べきれなかったけど……。
夕飯を食べたら飛行機でカイロへ。深夜に着いてまたラムセスヒルトンに宿泊。
7日目
3泊もしたのにラムセスヒルトンでの初の朝食。
食べ終わったらすぐに空港へ向かって日本への帰途に付く。 カイロ空港の免税店は市中価格よりちょっと高いくらいで、日本人の感覚からするとめっちゃ安いのでみんなに配る用のお土産を爆買いした。
行きと同じくイスタンブール経由で帰る。 イスタンブールまでの機内食。体調悪いのであまり食べられず。
イスタンブール空港着。 行きはラウンジで飲み放題だったから気づかなかったけど、空港内はボッタクリでビール1本219トルコリラで1,200円くらいする。
帰りのイスタンブールではもうツアーの人とは仲良くなっていたので、みんなで本場のケバブをつまみつつ談笑しながら乗り継ぎ時間を過ごす。
トルコ土産として、『鍋に弾丸を受けながら』で見て気になっていたハルヴァを購入。 中身の詰め方は雑だが、味はピスタチオ味の綿菓子みたいな感じで普通にうまい。トルコ土産のおすすめ。
イスタンブールから東京までは少し体調回復したのもあって爆睡ワープ。次の日の朝に到着してエジプト旅行これにて終了です。
総括
シンプルにめちゃめちゃ楽しかった。日常とはぜんぜん違う世界に身をおいて探索するのって気分もリフレッシュできるしやっぱり良い。
エジプトについて
誰もが知ってるピラミッドに始まり、3000年以上前の遺跡が目白押しなのは良かった。どれも結構デカかったりして、実物を見ると迫力があるので行く価値があると思う。 気温は暑いけど、乾燥してて日陰で休めば全然楽なので日本人ならそこまで気にする必要はないかなという感じだった(真夏は除く)。 街の治安も、スリに遭ったりはしたけど恐怖を感じたりはなかったので観光で行くにはそこまで怯える必要はないかなという印象。 現地ガイドがいるといないとでは結構違うので、相当自信ある人以外はツアーで行くのが良いと思う。
ツアーについて
添乗員付きだと旅の心配が全然ないので気楽に過ごせた。現地ガイドもいたので、遺跡の警備員とかに適当に扱われたりすることもないし、荷物検査もガイドの顔パスでOKとか言うときもあった。これは個人旅行じゃできないツアーの強みだなという印象。エジプトみたいな古風な国はこういう金とコネの力が強いなというのを体感した。とはいえ現地ガイドに連れて行かれる店は現地相場からすると相当高い店が多いので絶対癒着してるよねという話を他の人とした。
旅程が大体早朝に叩き起こされるスタイルだったり、食事の時間もメチャクチャなのでお腹が空いたり逆に食べられなかったりしたのは、もうちょっと気を遣ってほしいとは思った。もう1日伸ばしてもいいから。でもこの期間でエジプトのメインどころをしっかり周れたのはツアーだからこそだったなとは思う。
他のツアー参加者について
これは今回の旅行での予想外の収穫だが、他のツアー参加者ととても仲良くなった。 一応僕らが最年少ではあったが、他のメンバーとしては、少し上の年代の一人参加の女性だったり、50代くらいの一人参加の男性だったり、息子と父親のペア、30代の新婚夫婦など、年代も属性もバラエティに富んだメンバーだった。 こんな旅行に来ているだけあって、みんなある程度時間に余裕があって金もある人達なので基本優しい。男性の一人参加だと大体社長とかだったりして話もおもしろい。 そしてエジプト以外にも特殊な国に行きまくってたりする人も多くて今後の海外旅行の参考にもなるので、海外旅行に色々行きたい人はこういうツアーに参加して情報収集するのもいいと思う。
仲良くなったきっかけとしては、まず初日の飛行機から直ピラミッドで同じ苦労を共有したところから連帯感が出てきたと思う。その後も旅行中のことで共通の話題には困らないし、1週間ずっと行動を共にするので仲良くならないわけがない。そんなこんなで、日本に帰ってからももう2回ほど飲み会をするほど仲が深まった。次の予定も決まっている。流石にここまで仲良くなれたのは「当たり」を引いた感じかもしれないが、エジプトの思い出と同じくらいの宝になっている。